ダック
庭仕事をやり始めて、がっつり半日とかやってしまうと、
もう料理も作る気力もなく、近所で中華のレストランに入って
ダック(あひる)を買う。
地元管轄ステーションから来た警察官も一緒になって、
お持ち帰りを待つ瞬間はちょっとした緊張でもあり、
住民に愛されているお店の証しなのだろう。
引っ越してくる前は周りに一軒もこういったダックが売ってるような
お店がなかったので、とてもうれしいのだが、
オージー風に味付けがされた中華なので、残念なことが多かったりする。
ここのダックもプラム(梅)ソースというべったりとした甘さの
ソースがダックについてくる。
わいはこっちに来るまで、あんまりダックの存在を知らなかった。
日本ではあまり馴染みの少ない食材だと思うし、
食べるとしたらちょっと洒落た中華料理屋で出てきそうな
北京ダックの皮を薄い皮に包んできゅうり、テンメンジャンで食べるか、
フレンチで出てくるか、どちらかぐらいかな、と思う。
反対に華僑系の国々の人達にはとても身近な食材で、
皮だけじゃなくて、身ももちろん食べるわけで、
ダック飯、みたいなぶつ切りにした飴色のダックとご飯、
青梗菜が申し訳なさそうに横についてきて、9ドルとかの
うれしい一般市民の値段で食べられるのがメルボルンの醍醐味。
お持ち帰りでもダック1羽丸々買えるし、半分でも買える。
家は毎回半分買うのだが、ダック半分で3人分の晩ご飯には多いぐらい。
ダックの半身の相場が12−16ドルぐらいだから、
さくっと家でジャスミンライスなんか炊いてしまえば、
もうそこはアジア飯の食卓に。
トップの写真はフッツクレイにある香港系のお店で、
わいはここのダックがメルボルンで一番好き。
身が柔らかくて、皮はぱりっとしていて、一緒についてくるソースは
ダックの出汁がよくきいたような、さっぱりとしてほのかにシナモンのきいた
甘醤油風のソースで、これがご飯にかけて食べると本当うまい。
おっちゃんの手際よい包丁さばきと、おばちゃんの
レジ向こうの笑顔を見ると、また行こう、と思うのだ。
名前を失念してしまったのだが、なんとか香港BBQ酒家かなんか
そんな感じだったよーーーーーーな記憶がある。
by ponzu_77
| 2010-11-09 07:31
| 店屋物
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Comments(2)
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bon-amulet at 2010-11-09 15:03
あー、ウチもそういう時は「ピザを頼もう」ではなく「ダックを買いに行こう」です。
都心から離れたところに暮らしてから、そういうことも無いのですがなんだか上の写真なんかを見ると懐かしくなって食べたくなるよ。
3人で半身?!
ウチは他におかずがあっても多分3人で1匹かも。
夫ひとりで半身以上食べるよ、って考えたらスゴーイ!
都心から離れたところに暮らしてから、そういうことも無いのですがなんだか上の写真なんかを見ると懐かしくなって食べたくなるよ。
3人で半身?!
ウチは他におかずがあっても多分3人で1匹かも。
夫ひとりで半身以上食べるよ、って考えたらスゴーイ!
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ponzu_77 at 2010-11-11 21:04
+ bonちゃん
うははは。ピザよりダック!同じですなー。^^
えー。3人で1匹食べちゃうー?でもまー結構骨の部分が
多かったりするもんね!?
ビクトリアのは結構持ち帰り容器ギューギューなんだけど、WAも一緒?
うははは。ピザよりダック!同じですなー。^^
えー。3人で1匹食べちゃうー?でもまー結構骨の部分が
多かったりするもんね!?
ビクトリアのは結構持ち帰り容器ギューギューなんだけど、WAも一緒?