バ ス 走 る。
「バスの運転手になりたいねん。」
小さいころ、周りの男の子がよく言っていた言葉。
きっとそれぐらい身近で、当たり前の光景だったからだろう。
そんなことを思い出しながら、久しぶりにバスに乗った。
今でこそ、一家に車一台というご時世だが、昔はバスを利用していた人も
多いのではないだろうか。
車社会のオーストラリアではどこへでも車で出かける人がいて、
特に通勤ラッシュ時の車内を覗いてみると大抵、運転者一人のことが多い。
ふと思う、バス一台分(人30人ぐらい)と、車一台(人一人)分の排気ガス量の違い。
家の周りには電車、トラム、バス、3つの選択肢があるので、
存分に利用させてもらっている。
その中でも一番、人間らしい風景に出くわすのは、
電車<トラム<バスではないかな、と思う。
一番びっくりしたのと同時に、恐怖におののいたのが、
夜に、電車の中で数人でおしっこをし始める青年グループ。
車内にずーっと筋を描いて、流れていくおしっこをまたいで、
電車を降りて、家に帰るときまで、ムカムカとした怒りと
悲しさが混じった変な気持ちで帰ったものだ。
車内でそれを注意する人も、誰も見てないものね、カメラついてるけど、、
その反面、バスに乗るときは必ずドライバーに顔を合わせていかないと
乗れない。たまにお金でごねるとか、マナーの悪い人が乗ってこようとしたときは、
断固として乗せない人がいて、とてもいいことだ。と思った。
船の上では船長がいて、その人が一番の権限があるのと同じで、
バスの中ではバスドライバーが一番えらい。
マナー違反に対しては乗車拒否をするのもドライバーの権限だと思う。
バスに乗る前はあらかじめ小銭を用意するわけだが、
毎回そうもいかないこともあるわけで、女性が小銭を持っていなかったのと
ほんの目先までだったので、そのときのドライバーは
「100mぐらいだし、ちょろっと乗っていきなさい。次回は小銭持っててね。」と
女性を通していた。
見ていて、気持ちいいなと思った。
このドライバー、老人の方がちゃんと席につくのを見届けてから、バスを発車。
ブレーキのかけかたもとても上手で、体が前につんのめることもまずないっ!
(トラムではそんなことしょっちゅう)
初老の杖をついた方がバス停で待っていれば、車高を下げるなどのサービスを
忘れない。そんなことを考えたドライバー、このメルボルンに一体何人いるだろう?
バスの中は時間がゆっくり流れる気がする。
車内での人の親切、思いやりに出くわすと、この世も捨てたもんじゃないな、と
思わせてくれる。
不思議と暖かい気持ちになるのは、いつもバスに乗ったときだ。
小さいころ、周りの男の子がよく言っていた言葉。
きっとそれぐらい身近で、当たり前の光景だったからだろう。
そんなことを思い出しながら、久しぶりにバスに乗った。
今でこそ、一家に車一台というご時世だが、昔はバスを利用していた人も
多いのではないだろうか。
車社会のオーストラリアではどこへでも車で出かける人がいて、
特に通勤ラッシュ時の車内を覗いてみると大抵、運転者一人のことが多い。
ふと思う、バス一台分(人30人ぐらい)と、車一台(人一人)分の排気ガス量の違い。
家の周りには電車、トラム、バス、3つの選択肢があるので、
存分に利用させてもらっている。
その中でも一番、人間らしい風景に出くわすのは、
電車<トラム<バスではないかな、と思う。
一番びっくりしたのと同時に、恐怖におののいたのが、
夜に、電車の中で数人でおしっこをし始める青年グループ。
車内にずーっと筋を描いて、流れていくおしっこをまたいで、
電車を降りて、家に帰るときまで、ムカムカとした怒りと
悲しさが混じった変な気持ちで帰ったものだ。
車内でそれを注意する人も、誰も見てないものね、カメラついてるけど、、
その反面、バスに乗るときは必ずドライバーに顔を合わせていかないと
乗れない。たまにお金でごねるとか、マナーの悪い人が乗ってこようとしたときは、
断固として乗せない人がいて、とてもいいことだ。と思った。
船の上では船長がいて、その人が一番の権限があるのと同じで、
バスの中ではバスドライバーが一番えらい。
マナー違反に対しては乗車拒否をするのもドライバーの権限だと思う。
バスに乗る前はあらかじめ小銭を用意するわけだが、
毎回そうもいかないこともあるわけで、女性が小銭を持っていなかったのと
ほんの目先までだったので、そのときのドライバーは
「100mぐらいだし、ちょろっと乗っていきなさい。次回は小銭持っててね。」と
女性を通していた。
見ていて、気持ちいいなと思った。
このドライバー、老人の方がちゃんと席につくのを見届けてから、バスを発車。
ブレーキのかけかたもとても上手で、体が前につんのめることもまずないっ!
(トラムではそんなことしょっちゅう)
初老の杖をついた方がバス停で待っていれば、車高を下げるなどのサービスを
忘れない。そんなことを考えたドライバー、このメルボルンに一体何人いるだろう?
バスの中は時間がゆっくり流れる気がする。
車内での人の親切、思いやりに出くわすと、この世も捨てたもんじゃないな、と
思わせてくれる。
不思議と暖かい気持ちになるのは、いつもバスに乗ったときだ。
by ponzu_77
| 2007-03-03 10:08
|
Comments(4)
すっごいわかります~。
今は、ほとんどが車、時々電車の生活ですが、学生の頃はよくバスを使ってました。バスに乗ってると、楽しいハプニングがたくさん起きて、来たばっかりのメルボルン、気に入っちゃいましたもん。
学校に行く時に乗ってたバスの、いつもの運転手さんとか、逆方向のバス停で待ってたきれいな人に"こっちに乗りなよ!"ってナンパして、断られてみんなから笑われてた運転手さんとか、私以外、誰も乗ってなかった時におしゃべりをずっとしてくれた運転手さんとか。なんか思い出しちゃいました。
今は、ほとんどが車、時々電車の生活ですが、学生の頃はよくバスを使ってました。バスに乗ってると、楽しいハプニングがたくさん起きて、来たばっかりのメルボルン、気に入っちゃいましたもん。
学校に行く時に乗ってたバスの、いつもの運転手さんとか、逆方向のバス停で待ってたきれいな人に"こっちに乗りなよ!"ってナンパして、断られてみんなから笑われてた運転手さんとか、私以外、誰も乗ってなかった時におしゃべりをずっとしてくれた運転手さんとか。なんか思い出しちゃいました。
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ponzu_77 at 2007-03-03 20:29
=けだまさん
やっぱり~~~~!!
分かってくれる方がいらして、うれしいです!!!
メルボルンのバス、結構いいですよね。人もなんか落ち着いてて、
夕日を眺めながらゆられて帰宅するのとか、結構好きです。
笑 逆方向やのにこっちに乗りなよ!ってすっげーナンパですね。笑
そりゃーみんな笑うわー!笑
しかもオージー系、バス運転手は結構シャベリが多い!
思いません?
やっぱり~~~~!!
分かってくれる方がいらして、うれしいです!!!
メルボルンのバス、結構いいですよね。人もなんか落ち着いてて、
夕日を眺めながらゆられて帰宅するのとか、結構好きです。
笑 逆方向やのにこっちに乗りなよ!ってすっげーナンパですね。笑
そりゃーみんな笑うわー!笑
しかもオージー系、バス運転手は結構シャベリが多い!
思いません?
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chick_pea at 2007-03-05 00:24
こっちは、トラムの方が人間らしい風景に出くわすことが多いような。酔っ払いが目に付くのはトラムなので(笑)。でも、酔っ払い(←多いです)は臭うので同じ車両には乗りたくないです(きっぱり)。
フィンランドだと、バスドライバー明るい感じではないけどまあ普通。でもイギリスだと悪いイメージの方が強い。人間的にこの人問題あり?みたいな。もちろんたまーに良い人もいるのですけどねー。この間、ロンドン行ったときも、相変わらずだなあと思いました。
限られたスペースだからこそ、すてきな光景を見るとより暖かな気持ちになれる。逆も然りなわけですが・・・そちらのバスの運転手さんって寒々とした感じではないのですね~。
フィンランドだと、バスドライバー明るい感じではないけどまあ普通。でもイギリスだと悪いイメージの方が強い。人間的にこの人問題あり?みたいな。もちろんたまーに良い人もいるのですけどねー。この間、ロンドン行ったときも、相変わらずだなあと思いました。
限られたスペースだからこそ、すてきな光景を見るとより暖かな気持ちになれる。逆も然りなわけですが・・・そちらのバスの運転手さんって寒々とした感じではないのですね~。
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ponzu_77 at 2007-03-05 09:38
=chickpeaさん
へー。世界色々なのですね。
酔っ払いはあまりバスには乗ってこないですねぇ・・・何故か・・・。
乗車拒否されるんだろうか?!
へーへーへー。イギリスのバス、ってあのダブルデッカーバスですよね?
乗ってみたいな。あの赤いやつ。
フィンのバスも可愛いんでしょうか。。。と、勝手に妄想。
へー。世界色々なのですね。
酔っ払いはあまりバスには乗ってこないですねぇ・・・何故か・・・。
乗車拒否されるんだろうか?!
へーへーへー。イギリスのバス、ってあのダブルデッカーバスですよね?
乗ってみたいな。あの赤いやつ。
フィンのバスも可愛いんでしょうか。。。と、勝手に妄想。